宇魂和才の説
 
 「宇魂和才」の説 ― 21世紀の教育理念  大木 英夫

聖学院大学出版会 (発行日:98/11/01)


「和魂洋才」は、明治政府が富国強兵をめざしてとったスローガンだが、現代のグローバリゼーションの時代に、著者は戦後50年を経た危機的閉塞状況から脱皮するには、「和魂洋才」に代えて「宇(宙)魂和才」でなければならぬとし、これに基づき21世紀未来の教育のあるべき理念を論ずる。

主な目次
 
大学の理念と学問の再統合−医の倫理との関連において。霊的次元の回復。「和魂洋才」でなく「宇魂和才」でなければならぬ−新しい日本の文化形成の指導理念。
「和魂洋才」の20世紀末残照−梅原 猛氏の「思想」を論駁する。「自由の伝統」の継承。「教育の神学」の必要について、付論・敬虔と学問−東京神学大学チャペルにて。キリスト教大学の意義と理想−永遠の相のもとにICUと日本を見る。 日本におけるキリスト教教育の課題。キリスト教学校の現代的意味−第3ミレニアムとキリスト教学校。 近代社会と幼児の人権。ロックの教育論に学ぶ。
    

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